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“敵なし”アップル、強権発動? ネット通販相次ぎ停止 (1/2ページ)
米アップルの製品が、家電量販店などのネット通販サイトで相次いで販売停止になっている。停止の理由について、アップル、家電量販店とも明確には説明していないが、業界関係者からは「ネット通販での安値販売を問題視したアップルが、強権を発動した」との指摘も出ている。
アップルをめぐっては、新型の高機能携帯端末「iPad(アイパッド)」の日本発売が4月末から5月末に延期されたばかり。“向かうところ敵なし”のアップルに、日本の流通サイドは振り回されている。
「アップル社の意向により通信販売が行えなくなりました。アップル製品につきましては、ヨドバシカメラ各店舗でのお渡しとなりますので、店舗受け取りでのご注文をご利用ください。店舗にご来店頂けないお客様には、商品をご購入いただく事ができません。お客様には、大変ご迷惑をおかけし誠に申し訳ございません」
ヨドバシカメラの通販サイト、ヨドバシ・ドット・コムでは、パソコン「iMac(アイマック)」や携帯音楽プレーヤー「iPod(アイポッド)」をクリックすると、こんな注記が表示される。
「アップル社の意向」の内容については、いっさい明らかにしていない。
ビックカメラのサイトでは、「!」の後に、「アップル製品は、ネットでの販売をいたしておりません。上のボタンよりお受け取り店舗をお選び下さい」と表示される。
ヤマダ電機のサイトでは、すべての製品が「売切れ」状態だ。
相次ぐ通販停止に量販店サイドは、口をつぐんでいる。アップルの日本法人も「担当者が不在でコメントできない」としている。