MSN Japanのニュースサイトへようこそ。ここはニュース記事全文ページです。
[PR]

ニュース:政治 政局政策地方行政選挙写真RSS feed

  • メール
  • メッセ
  • 印刷

首相、国会で「普天間で職を賭す」と発言、夜にはトーンダウン

2010.4.23 20:38
国会に入った鳩山由紀夫首相=4月23日午前、国会(酒巻俊介撮影)国会に入った鳩山由紀夫首相=4月23日午前、国会(酒巻俊介撮影)

 鳩山由紀夫首相は23日の参院本会議で、米軍普天間飛行場(沖縄県宜野湾(ぎのわん)市)の移設問題について「すべての政策に職を賭す覚悟で臨んでいる。普天間の移設先の問題も当然含まれている」と述べ、5月末の決着に進退を懸ける考えを表明した。

 だが首相は同日夜、官邸で記者団に、発言について「『職を賭す』との思いで連日、すべての政策に責務を感じ、努力している。その一つが普天間問題だ」と、意気込みの問題にすり替えて説明してみせた。

 首相はこれまで、5月末までに米国や地元の合意を得て決着させる決意を示してきた。官邸での発言は退陣に追い込まれるのを避けたい思惑とみられるが、国会答弁で「進退問題」に関し明言したことは今後首相に重くのしかかりそうだ。

 一方、沖縄県の仲井真弘多知事は23日の会見で、県内移設反対の県民大会(25日)への出席を表明した。知事は「(政府に)県外移設の方向でまとめてほしいと言いたい」と強調した。

 首相は知事の大会出席について「知事がどのようなことを話すのか見守りたい。それを見ながらしっかり判断したい」と述べた。自らの沖縄訪問に関しては「まだ時期ではない。そのタイミングになれば早いうちに行きたい」とした。

 発言の軽さが問われる首相だが23日、国会内で会談した共産党の志位和夫委員長には「厳しい局面だ」と思わず苦しい胸中をもらした。

このニュースの写真

国会に入った鳩山由紀夫首相=4月23日午前、国会(酒巻俊介撮影)

PR

PR
PR
イザ!SANSPO.COMZAKZAKSankeiBizSANKEI EXPRESS
Copyright 2010 The Sankei Shimbun & Sankei Digital
このページ上に表示されるニュースの見出しおよび記事内容、あるいはリンク先の記事内容は MSN およびマイクロソフトの見解を反映するものではありません。
掲載されている記事・写真などコンテンツの無断転載を禁じます。