鳩山首相 「ぶら下がり」やめたい 周囲に意向
4月27日2時33分配信 毎日新聞
拡大写真 |
ぶら下がり会見を終え、引き上げる鳩山由紀夫首相(中央)=首相官邸で2010年4月26日午後5時57分、藤井太郎撮影 |
【俗称は「ぶら下がり」】鳩山首相は1日2回答えている 首相VS記者団
ぶら下がり取材では、記者と取材対象が立ったまま、質疑を交わす。自民党政権下の小泉純一郎元首相から導入されたが、発信の場として活用した小泉氏に対し、その後の政権では失言につながるケースもあった。数分間で数問のやり取りを行うため、鳩山政権内にも「真意が伝わりにくい」(首相周辺)との不満がある。
首相は3月26日、フリー記者も参加したオープン記者会見の後、「(記者クラブに所属する)決まった社だけが参加できるぶら下がりはおかしい」と周辺に疑問を呈したという。今月21日には、司会役の首相秘書官が質問を打ち切る前に首相が席を外す場面もあり、政権発足当初に比べ、記者団との関係はぎくしゃくしている。
過去の安倍、福田、麻生各政権でも、内閣支持率が下落すると、ぶら下がりの回数制限などが検討されてきた。発信する中身ではなく、やり方にこだわるのは、総じて政権が「下り坂」に入った時だった。複数の側近議員は引き続きぶら下がりを行うよう進言している。
26日夕のぶら下がり取材では、支持率下落に関する質問が記者団からあり、首相は「内政・外交問題で、国民のご期待に応えるよう精いっぱい努力すると、それしかない」と強調。同日、大相撲春場所で史上初の幕内在位100場所を達成した大関・魁皇関=本名・古賀博之氏=を首相官邸に招き、内閣総理大臣顕彰を授与した際には、魁皇関によると、首相は「(政権を)少しでも、長く続けられるようにしたい」と意欲を示したという。【山田夢留】
【関連ニュース】
【過去2ヶ月、首相は何を語ったか】俗称は「ぶら下がり」鳩山首相VS記者団 アーカイブ
【図説で読み解く】鳩山由紀夫首相の略歴、語録、人間関係
鳩山政権の通信簿:マニフェスト検証 7カ月目
【支持率低迷にあえぐ】ドキュメント 9.16鳩山内閣誕生の1日
【支持率低迷にあえぐ】7ヶ月前、意気揚々としていた鳩山氏
最終更新:4月27日2時35分
- 鳩山由紀夫(はとやまゆきお)
-
- 所属院 選挙区 政党:
- 衆議院 北海道第9区 民主党
- プロフィール:
- 1947年2月11日生 初当選/1986年 当選回数/8回
- (写真提供:時事通信社)
Yahoo!ニュース関連記事
- 鳩山首相 「ぶら下がり」やめたい 周囲に意向[photo](毎日新聞) 4月27日 2時33分
- <鳩山首相>「ぶら下がり」やめたい 周囲に意向[photo](毎日新聞) 4月27日 2時33分
ソーシャルブックマークへ投稿 0件
関連トピックス
主なニュースサイトで 小泉純一郎 の記事を読む
この記事を読んでいる人はこんな記事も読んでいます
- 県外移設「なかなか難しい」=大会出席するも態度留保−仲井真知事(時事通信) 25日(日)20時58分
- 高齢者向け除き民営化=UR賃貸住宅事業で−廃止は1事業のみ・独法仕分け2日目(時事通信) 26日(月)18時32分
- 元Jリーガーの教諭ら略式起訴=生徒への暴行罪−東京区検(時事通信) 2時33分
|