広島高速2号全線と3号延伸部分の開通を控えた26日朝、広島市南区の仁保ジャンクション(JCT)付近で先週に引き続き渋滞が発生した。広島呉道路と海田大橋の車が合流する同JCT付近が混乱したためで、ピークの通勤時間帯は、仁保ランプ出口を先頭に広島呉道路が最大約3キロ、海田大橋は最大2〜3キロの列ができた。宇品ランプ出口も込み合った。
午後3時の開通に先立って午前1時から、海田大橋を同JCTに接続、仁保ランプの供用も始めた。広島高速道路公社などによると、渋滞は海田大橋からの流入が増えた午前6時50分から発生し、午前8時ごろピークを迎えた。
広島呉道路と海田大橋から合流した車は、高速2号開通まで、仁保ランプ出口に集中した。さらに、この渋滞を避けようと仁保JCTから宇品ランプへ向かった車も、最大約1・5キロ渋滞した。公社によると、宇品ランプで降りた車の一部から利用料を受け取っていないという。
公社交通管理課は「混乱を招いて申し訳ない。2号が開通するため27日からは渋滞が緩和されるはずだ」としている。
また、午前1時から自動料金収受システム(ETC)が稼働した広島市安芸区の海田大橋入り口付近も同6時半ごろ、感知器の異常が発生。入り口レーン3カ所のうちETC専用レーン1カ所を1時間半にわたり封鎖し、混雑した。
【写真説明】海田大橋にトラックなどの長い列ができた仁保JCT付近=26日午前9時40分、広島市南区(撮影・宮原滋)
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