広島高速2号全線と3号延伸部分の開通を記念し、事業主体の広島高速道路公社は26日午前、広島南区の2号東雲ランプ(出入り路)近くの本線で記念式典を開いた。同日午後3時に一般利用を開始、広島都市圏の「縦軸」となる交通動脈が誕生した。
式典には約270人が出席し、同公社の高山茂理事長が「地域経済の活性化や環境負荷の軽減が期待できる。(高速3号の残り区間など)他の道路も全線完成に向け、全力で取り組む」とあいさつ。広島県の湯崎英彦知事、秋葉忠利市長たちがテープカットをして祝った。
広島高速2号は、温品ジャンクション(JCT、東区温品町)―仁保JCT(南区仁保沖町)の5・9キロ。北側で高速1号と接続し、広島湾岸から山陽自動車道広島東インターチェンジ(IC)がノンストップでつながる。
高速2号と沿岸部の仁保JCTで接続する3号は、宇品(南区宇品海岸3丁目)―吉島(中区光南4丁目)の2・2キロが延伸し、途中に出島ランプを設けた。宇品から山陽道広島東ICまでの所要時間は約18分となり、これまでより約21分短縮される。1〜3号の乗り継ぎを含む料金は、普通車で最高700円。
【写真説明】広島高速2号全線と3号延伸部分の開通式でくす玉を割り祝う広島高速道路公社や広島市、県などの関係者(26日午前11時21分、撮影・宮原滋)
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