広島県出資の第三セクター「広島エアポートビレッジ開発」(HAV)の民事再生手続きで、一部のゴルフ場会員でつくる「有志の会」は26日、再生計画案の修正をめぐり、同会と協議の場を持つよう求める申し入れ書をHAVに郵送した。
再生計画案が先の債権者集会で否決されたのを受け、HAVは、現行27・58%の弁済率の引き上げを目指し、ゴルフ場事業の民間売却を柱にした修正案づくりを進めている。
申し入れ書によると、プレー権など会員の権利の扱い▽ゴルフ場事業の売却は入札なのに、ホテルは随意契約で県出資の別の三セクに売却する理由―などについて協議を要求。同会が策定している独自の再建策も説明する考えでいる。協議日は、次回の債権者集会前の5月14日を指定し、HAV社長の出席を求める。
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