広島湾岸と山陽自動車道をつなぐ広島高速2号全線と3号延伸部分が26日午後3時、開通した。初めて広島高速各線の乗り継ぎができるようになり、広島呉道路とも接続。都市圏の交通動脈のネットワーク化が進んだ。
高速2号は、広島市東区の温品ジャンクション(JCT)から南区の仁保JCTまで5・9キロ。北側で高速1号、南側で3号と接続し、湾岸と山陽道広島東インターチェンジ(IC)がノンストップで結ばれた。出入り路のランプは矢賀、府中、大州、東雲、仁保の5カ所にある。
湾岸を東西に貫く高速3号は、南区の宇品から中区の吉島まで西へ2・2キロ延伸した。途中に出島ランプを設置。開通済みの仁保JCT―宇品と合わせ、計4・8キロが利用可能となった。
今回の開通により、宇品地区から山陽道広島東ICまでの所要時間は約21分縮まり約18分に、呉市中心部から同ICまでは約25分縮まり約29分になった。公社に折半で出資する広島県と広島市は、物流機能の向上や渋滞緩和、交流促進に期待を寄せている。
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【写真説明】高速2号全線と3号延伸部分の開通を祝って、パレードする車の列=26日午前、広島市南区(撮影・宮原滋)
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