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裁判員裁判で殺人などの罪に問われた少年に実刑判決 さいたま地裁
このニュースのトピックス:さいたま傍聴記
さいたま市岩槻区の資材置き場で昨年5月、会社役員の小林照忠さん=当時(31)=を殺害したなどとして、殺人などの罪に問われた犯行時18歳の少年(19)の裁判員裁判の判決公判が26日、さいたま地裁で開かれた。井口修裁判長は「非常に凶悪で重大な犯罪」として、求刑通り懲役5年以上10年以下の不定期刑を言い渡した。
今回の裁判員裁判は、犯行時少年の被告が未成年のまま裁かれる県内で初めてのケースだった。判決後、記者会見に臨んだ裁判員の菅沼啓友さん(69)は、「暴力団と関係を持って非行に走る少年について考えていかなければいけないと感じた」と語った。
判決によると、少年は元住吉会系暴力団員の木村康太郎被告(37)=殺人などの罪で起訴=らと共謀、昨年5月2日早朝から、さいたま市岩槻区の資材置き場で小林さんをいすに縛り付けるなどして約13時間にわたって監禁した上、頭からポリ袋をかぶせて窒息死させた。