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ゼロからのコスト削減へ、調達部門管理職を大規模異動 ダイハツ

2010.1.11 01:06
このニュースのトピックス自動車産業

 コスト削減を目指し、ダイハツ工業が調達部門で役職者(課長級以上)約50人の大半を異動させるなど大規模な“人事改革”を行っていたことが10日、わかった。異動によって、取引先などとの商慣行やしがらみを断ち切ることが目的。同社は平成23年度までに、部品メーカーからの調達コストの約3割削減を打ち出しており、「オープンかつフェアな取引を進める」(同社)という。

 「徹底したコスト削減を推し進める」(箕浦輝幸社長)として、同社は昨秋から調達改革をスタート。改革に関連して今月までに、役職者約千人のうち3分の1を異動するなど大規模な人事異動が進められた。

 とくに改革の根幹を担う調達部門では、役職者約50人の大半が異動。製造や開発部門など部外からの登用が中心となった。製造現場のノウハウを生かし、取引先へのコストダウンの提案に役立てるという。長年にわたる取引先企業との関係やしがらみもないだけに、系列企業が中心となって築いた「下請けのピラミッド構造」にメスを入れることが可能だと判断した。

 同社がホームページ上で調達品目を公開し、新規企業を募集したところ、新たに180社がエントリーしているという。

 ダイハツはコスト削減の具体的な成果を2〜3年後に投入するガソリン1リットル=30キロの超低燃費軽自動車「イース」で実現したい考え。「低価格な軽で(ユーザーを)呼び込みたい」(箕浦社長)としている。

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