私はドラマ中からどうしても消してほしいシーンがあります。
それは、主人公や主人公の子供などがいじめや体罰を受けるシーン、
気に入らない相手に対して執拗な嫌がらせをするシーン等です。
好きな役者や子役がでているドラマでこの様なシーンが有ると、耐えられません。
こういうシーンを見るとすぐにチャンネルを変えてしまいます。
私が小学生の頃、とあるドラマが人気を呼びました。
そのドラマは、主人公の少女が貧乏な家庭に育ち、重い病に冒された母を救うため、手術代を何としても用意しようとする姿が描かれていました。
彼女がお金を必死で用意しようとしている姿を、
気に入らない周囲が変な言いがかりをつけて、いじめや家庭内暴力で苦しめる姿には心が痛みました。
出来ることなら、画面の中に入り込んで、彼女を助けてやりたいと思うくらいでした。
そのドラマの続編を見たときは、更に酷い話になっていました。
興味もないクラブに無理矢理入部させられたり、
食事もろくに与えられないまま下働きさせられ、賃金も払ってもらえなかったり。
こんなに酷い話は他に無いとまで考えました。
しかも、少女をいじめていたグループには、上級生の子が居たのです。
この上級生の子の性格はかなり悪いものでした。
主人公の少女はとても良い性格なのに。
家計を支えるために、精一杯努力している少女に、お金もろくに払わず、酷くいじめ、ぼろぼろにして。
あんな事をする子供をドラマで描くから、いじめが問題化したんだと私は思うようになりました。
いじめなんてドラマでやるから、子供がおもしろがってするようになったものです。
いじめられる原因がその子に元々あったとしても、
ドラマをまねして、面白がっていじめをするような事が有れば、それは良くないことだと思いました。
二度とこの様に、いじめのシーンを入れたドラマを作ってほしくないと思いました。
その気持ちは今でも変わっていません。
それに、あのドラマの台本を書いた人に言いたいことがあります。
「子供が面白がって弱い者いじめをするような内容の話を二度と書かないでください」
「体罰など、子供が恐怖を覚えるような描写を使わないでください」
「気に入らない相手に執拗な嫌がらせをするような話を書かないでください」
「原作にいじめのシーンが有るからと言って、それを再現する必要はありません」
これは、現代の日本を描くすべてのドラマの関係者に言いたいことです。
推理小説が原作のドラマ等で、殺人などのシーンが描かれたり、
時代劇で殺陣のアクションを取り入れたりすることは、演出上必要なことで有るというのは、認識できます。
ですが、何の意味もないいじめや暴力、体罰、嫌がらせのシーンは、この国のドラマには必要有りません。
無論、韓国のように、意味のない暴力等の表現を法律で制限してもらいたいぐらいです。
|
コメント(0)