日本大学の関係者名簿約1万4000人分や懲戒処分の内容などの学内情報が、ネット上に大量に流出していることが分かった。職員がファイル交換ソフトを利用し、パソコンがウイルス感染した可能性がある。中には、学生の実名入りでセクハラのやり取りが書かれた文書もあり、2次被害の恐れが出てきた。
流出が発覚したのは、2010年4月25日夜らしい。2ちゃんねるには、早速スレッドが立ち、流出内容が「医療ミス、大麻もみ消し、セクハラ、政治がらみの危険文書」などだったと騒ぎになった。
それも、そんな内容がすべて含まれた大量のファイルだったのだ。
J-CASTニュースが入手したファイルによると、セクハラ事案では、被害者の女子学生の実名まで含んで、その詳細なやり取りが記録されていた。
例えば、「懲戒免職」と書かれている50歳代の男性教授は、再三にわたってメールでゼミの女子学生に付き合いを求めていた。学生の下の名を呼んで、「生ビール飲みたい」「お借りしたい」などと持ちかけ、「小生なんぞからのデート申し出は袖にされて当然でしょうが」などねたみも漏らしていた。
ほかの女子学生にも食事を強要しようとしたり、男子学生には露骨にイヤな顔をする男性差別をしたりしていたという。
医療ミスでは、付属病院の看護師らがミスを隠蔽していたことが報告されていた。また、大麻取締法違反の疑いで逮捕された看護師に対し、ほかの看護師が報告義務を怠ったとして、けん責処分になったことも書かれている。このほか、政党名を名乗る男が、付属高校に通う子どもの件で、日大の総長や理事長に面談を求めてきたと報告する文書もあった。
(続く)
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