社会

上関原発 知事意見の徹底履行申し入れ
(山口県)
知事が上関原発建設計画に条件付きで同意した知事意見から9年、原発建設に反対する団体が県に対し知事意見を徹底して履行するよう申し入れた。申し入れでは、原発に反対する上関町民の会や原水爆禁止山口県民会議など反原発4団体のおよそ200人が県庁前に集まった。二井知事が、6分野21項目にわたる条件をつけ計画に同意したのが2001年の4月23日、この4月で9年が経過した。続いて反原発4団体が、県に申し入れを行い、知事意見が満たされるまで国に原子炉設置許可を出さないよう求めること、また島根原発での点検漏れをうけ、中国電力に出した埋め立て免許を取り消すよう県に求めた。これに対し県側は、「現在、6分野21項目のチェックを行っていて問題があれば国にいうべきことを言っていく」などと答えるにとどまった。また午後からは、「海が埋め立てられれば漁ができなくなる」とし、祝島の島民らが農林水産部に押しかけ抗議の声をあげた。原発計画を進める中国電力は、去年11月、本格的な海の埋め立て工事に取り掛かったが、祝島の島民の抗議などにより現在、工事はストップしたまま。〆
[ 4/26 17:28 山口放送]