公開日:2010.04.26
負債総額が原則30億円以上の倒産企業および信用変動企業を掲載。
第一石産(株) | [和歌山] 砕石業・ガソリンスタンド経営 |
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破産開始決定 / 負債総額 約101億500万円
TSR企業コード:61-004385-4
第一石産(株)(和歌山市出島48-3、設立昭和40年8月、資本金1000万円、辻本佳彦社長、従業員42名)は4月23日、和歌山地裁へ破産を申請し同日、破産手続開始決定を受けた。申請代理人は、松浦由加子弁護士(金子・中法律事務所、大阪市北区西天満4-3-25梅田プラザビル別館902、電話06-6364-6411)ほか、破産管財人は中川利彦弁護士(パークアベニュー法律事務所、 和歌山市六番丁43、電話073-422-1858)。
負債総額は101億500万円。
砂利採取販売を目的に設立創業。その後、昭和43年にガソリンスタンド事業、44年には喫茶・レストラン事業を開始。和歌山県内に砕石工場3ヵ所を有し県内トップクラスの砕石業者として周知され、ピーク時の平成9年3月期には年商約54億4800万円をあげていた。
しかし、8年に主力取引銀行であった阪和銀行の経営破綻が発生。その後、他の金融機関からの支援で一定の業績を維持していたが、セルフスタンドの増加に伴うガソリンスタンド部門の売上不振や建設不況による砕石の受注低下から、17年3月期には年商約25億円までに縮小。
この間、不振のガソリンスタンドや喫茶・レストラン部門の閉鎖などで経営の合理化を進めていたが、21年3月期は年商17億5000万円にまで落ち込み3期連続で大幅赤字を余儀なくされていた。このような状況下、先行きの見通しも立たず今回の措置となった。
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