ジミー鈴木の復活Blog

いま読み終えた。
実話に基づいたということなので仕方がないのかもしれないが、
作り物の良さがなかった。

ハッピーエンドにならず、すっきりしない幕切れ。

「ビッグカムバック」というか主人公の大反撃がなかったのが寂しい。
悪は悪のままで、はびこったままというのは現実的か。

主人公はなぜ途中で転職しなかったのだろう。
東大出ならば転職先はいくらでもあったはずなのに。

なにはともあれ、すべてを忘れて本だけ読んだとはいわないが
読み終わるまで連日に渡り、しっかりと睡眠不足にしてくれた
この沈まぬ太陽という本に拍手を贈りたい。

ところで来週、私の母がテキサスにやってくる。
年老いた母、父の毎日の看病で疲労がたまっている母を
ゆったりと睡眠がとれるビジネスクラスで呼べること、
神に感謝したい。

私の父は寝たきりだが、父も母も私の働く某社の社員特典で
回数や搭乗クラスの制限なしで世界中飛び放題となっている。

家内の母は入っていないが、
自分と家内、子供たち、両親までは枠に入っている。

コメント欄に寄せられる誹謗中傷の中に
私のことを「雑役夫」とか「空港の掃除係」とか
「アルバイト」とか「特別枠」などと書く輩がいるが、
そういった人たちには飛行特典はついてこない。

少し前に日本航空の社員のフライト特典が取り上げになるような
ことをどこかで目にしたような気がするが
アメリカの会社でそれをやったら、半数ぐらいの従業員が辞めるはずである。