【ソウル共同】韓国軍と民間専門家でつくる合同調査団は25日、北朝鮮との南北境界水域で沈没し、24日に引き揚げられた同国海軍哨戒艦(1200トン級)の船首部分を調べた結果、外部爆発が沈没原因だと判断されると発表した。爆発は船体に近い水中で起き、衝撃波と気泡で船体が二つに切断された可能性が高いという。
調査団は、具体的な爆発原因への言及を避けた。しかし金泰栄国防相は記者団に対し、大型魚雷による攻撃との見方を強めていることを明らかにした。韓国内で北朝鮮関与説がさらに広がりそうだ。
これに先立って鄭雲燦首相は国民向け談話を発表し、徹底的な原因究明を行い、調査結果が出れば「厳重な措置を取る」と言明。軍の責任の有無を含め、安保体制全般を再点検するとした。
調査団によると、船尾部分と同様、船首部分にも弾薬庫や燃料タンクなどに損傷は見られず、内部で爆発や火災が起きた痕跡はなかった。船底部に座礁で生じたような損傷はなく、老朽化で船体が壊れた可能性も消えた。ガスタービン室部分がもぎとられており、爆発は同室の左側で起きたとみられる。
韓国軍は沈没海域の海底を捜索中だが、現時点では魚雷などの破片は見つかっていない。
韓国政府は哨戒艦の死者・行方不明者46人を「戦死」に準じる扱いとし、25日から全国に弔問所を設置し、国を挙げて追悼。29日を「国家哀悼の日」に指定して告別式を行う予定。
今回の調査には米海軍やオーストラリアの専門家も参加。今後、英国やスウェーデンの専門家も加わる。
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