宮崎県の家畜伝染病「口蹄疫(こうていえき)」の問題で、県は25日、同県川南(かわみなみ)町の農家で新たに感染した疑いのある牛が4頭見つかったと発表した。
県は、この農家が和牛725頭を飼育、規模が大きいことなどから周辺の県道約1・5キロを同日から3日間封鎖する措置をとった。さらに感染疑いの事例が増えているため、2府10県に家畜防疫員の派遣を要請した。
県畜産課によると、この農家が飼育している和牛5頭に24日、感染が疑われるよだれの症状が見つかり、うち4頭が遺伝子検査(PCR検査)で陽性と確認された。
同県では同町と都農(つの)町で感染の疑いがある牛が見つかっており、今回で7例目計20頭となる。うち都農町の1例目の農家が飼育する3頭は感染が確認されている。
=2010/04/26付 西日本新聞朝刊=