眼光紙背[がんこうしはい]とは:「眼光紙背に徹する」で、行間にひそむ深い意味までよく理解すること。
本コラムは、livedoor ニュースが選んだ気鋭の寄稿者が、ユーザが生活や仕事の中で直面する様々な課題に対し、「気付き」となるような情報を提供し、世の中に溢れるニュースの行間を読んで行くシリーズ。
【赤木智弘の眼光紙背】親の問題を無視して、児童ポルノは語れない
2008年03月20日11時00分 / 提供:眼光紙背
赤木智弘の眼光紙背:第25回
エンパワメント・センターを主催している森田ゆりは『子供が出会う犯罪と暴力防犯対策の幻想』(生活人新書)の中で、13歳未満で子供が殺された事件の加害者は6,7割が家族であるという数字を出して、見ず知らずの不審者による子供の被害ばかりに目が向いている防犯対策のありようを批判している。
こうした現実は、親を犯罪者視する見方であると批判されるかもしれないが、それが現実である以上は立ち向かわなくてはならない。
日本ユニセフ協会は、アニメやゲームというスケープゴートを批判して、親やマスコミの溜飲を下すような口当たりのいいキャンペーンを行って募金を集めるのではなく、しっかりと現実を直視して、本当に子供たちのためになるキャンペーンを行うべきである。
そして私たちは現状の日本ユニセフ協会などに協力せず、本当に子供のための活動をしている団体に協力するべきである。
*1:http://www.unicef.or.jp/special/0705/index.html
*2:http://www.unicef.or.jp/special/0705/cyberporn01.html
赤木智弘(あかぎ・ともひろ)…1975年生まれ。自身のウェブサイト「深夜のシマネコ」や週刊誌等で、フリーター・ニート政策を始めとする社会問題に関して積極的な発言を行っている。近著:「若者を見殺しにする国 私を戦争に向かわせるものは何か」
眼光紙背[がんこうしはい]とは:
「眼光紙背に徹する」で、行間にひそむ深い意味までよく理解すること。
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