18日午前3時ごろ、東京都足立区西保木間1のアパート「丸金荘」3号棟から出火、木造2階建て約140平方メートルのうち約90平方メートルを焼いた。2階の部屋から無職、畠山明美さん(51)が救出されたが全身やけどで死亡し、隣室の女性(66)も煙を吸うなどして意識不明の重体。警視庁竹の塚署は、1階が火元とみて出火原因を調べている。
竹の塚署によると、アパートには4世帯7人が居住。出火当時は男女6人がいたが、4人は避難して無事だったという。
明美さんの夫文男さん(57)は「妻と寝ていたら、1階から煙が上がってきた。妻は(外出中だった)長男を捜し、部屋の奥に行ったようだ。妻を助けてやれず、絶望している」と話した。
現場は東武伊勢崎線竹ノ塚駅の北東約1キロの住宅街。【村上尊一、竹内良和】
毎日新聞 2010年4月18日 11時04分(最終更新 4月18日 18時30分)