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電車、バス運賃体系、7月に改定

シンガポール2010年04月22日 09:26

電車・バス運賃体系が7月3日から、100%距離に応じた方式に改定される。この結果、利用距離が同じであれば、乗り換えなしでも、乗り換えがあっても運賃は同一になる。


公共輸送機関の運賃指針を定める公共輸送審議会(PTC)が発表した。電車、バスを乗り換える利用者は通勤者の63%で、1週間に48セント(約32円)、年間で25Sドル(約1,675円)の節約になる。


電車、またはバスを1本のみ利用する通勤者は34%で、運賃負担は週31セント(約21円)、年間で16Sドル(約1,072円)増加する。残りの3%の利用者の運賃負担は現在とほとんど変わらない。


電車、バスを運営するSMRTおよびSBSトランジットにとっては、今年は合計で3,200万Sドル(約21億4,400万円)の収入減になる見通しだ。


公共輸送機関の運賃体系は、乗り換えをする利用者に不利な方式が長く続いた。これは、乗り換えると初乗り運賃がそのたびに生じるからで、「乗り換えペナルティー」と呼称された。


PTCはこのペナルティーを段階的に廃止するための取り組みを開始し、乗り換えに対し割り戻しを行ってきた。距離方式への全面移行で乗り換えペナルティーも発生しなくなる。


高齢者、学生割引も変更する。運賃は大人料金と連動させ、高齢者には25%、学生には50%の割引を提供する。

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