御代田町は、町内のウオーキングコースを紹介する地図「健康うぉーきんぐまっぷ」を作り、配布を始めた。両手にポールを持って歩くウオーキングの普及活動の一環。17日には地図で紹介したコースで講習会を予定し、「暖かくなってきたし、地図を参考に楽しんでほしい」と呼び掛けている。
地図はA4判8ページで、5000部製作。城跡や本陣跡、湖などの名所、浅間山の眺めが良い場所などを書き込んだ町中の6コース(1~4・2キロ)のほか、園内などを周回できる二つの公園を、1周あたりの距離を示して紹介した。ポールの使い方の基本説明や水分補給の大切さといった注意点も挙げた。
各コースの近くには、町体育館など体脂肪計や血圧計を設置した公共施設があり、地図にも示した。町保健福祉課の小山岳夫・健康推進係長(50)は「体重や体脂肪などを記録し、より効果的に健康管理をしてほしい」と狙いを説明する。昨年7月から、ポールを使ったウオーキングを始めた小山係長自身、体脂肪率などを測定することが「続ける張り合いになっている」。体重や内臓脂肪が減り、筋肉率(体の中で筋肉が占める割合)も高まったという。
同町は昨年度から、ウオーキング用ポールの購入に補助(2千円を上限に、価格の半額以内)を始め、今までに約220人が補助を利用した。「最初はお年寄りが多かったが、最近ではダイエット効果に注目した30歳前後の女性にも人気が広まってきている」(小山係長)という。愛好者が増えるにつれ、「もっとうまく歩きたい」「どうしたら格好良く歩けるか」という声も寄せられるようになった。講習会では講師が歩き方を説明する。
講習会は午前9時、町保健福祉課庁舎前に集合。定員50人。参加無料。申し込みは同課(電話0267・32・2554)へ。
(提供:信濃毎日新聞)