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安全誓い、冥福祈る=遺族「二度と起こさないで」−福知山線事故5年で慰霊式・兵庫

安全誓い、冥福祈る=遺族「二度と起こさないで」−福知山線事故5年で慰霊式・兵庫

 乗客106人と運転士が死亡、562人(兵庫県警調べ)が重軽傷を負ったJR福知山線脱線事故から満5年を迎えた25日、兵庫県尼崎市で、JR西日本主催の追悼慰霊式が開かれた。会場近くの事故現場にも朝から、大勢の遺族や負傷者、同社関係者らが献花に訪れた。「悲惨な事故を二度と起こさないで」。それぞれが安全への誓いを新たにし、犠牲者の冥福を祈った。
 市総合文化センターで開かれた慰霊式には、遺族や負傷者、同社の佐々木隆之社長(63)や前原誠司国土交通相ら計約1400人が参列した。事故発生時刻の午前9時18分、参列者全員で黙とうした。
 石橋孝広さん=当時(34)=を亡くした母位子さん(64)が遺族代表として、慰霊の言葉を述べた。「一番好きだった季節が、一番つらい季節となった」。事故後孝広さんと対面したときのことを「なぜこんな目に遭わされなくてはいけないのか。頭の中が真っ白になった」と時折涙ぐみながら振り返った。
 今は一日を無事に終えたと孝広さんに報告することが心安らぐ日課という位子さん。「二度とこのような事故を起こさないため安全に特に配慮してほしい」と訴えた。(2010/04/25-12:47)


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