殺傷力のある改造銃を隠し持っていたとして逮捕された福岡県警察本部の警部補が、調べに対し、「銃はマニア向けの雑誌の投稿欄で知り合った人から買った」と供述していることが、警視庁への取材でわかりました。自宅からは複数のモデルガンや工具類が見つかっているということで、警視庁は、銃の改造もしていたとみて調べています。
福岡県警察本部、捜査1課の係長で警部補の岡田好典容疑者(46)は、自宅に殺傷力のある回転式の改造銃1丁を隠し持っていたとして銃刀法違反の疑いで逮捕されたもので、23日、身柄を検察庁に送られました。警視庁は、銃の入手先を捜査していますが、岡田警部補が調べに対し、「十数年前にマニア向けの雑誌の投稿欄で知り合った人から数十万円で購入した」と供述していることが、警視庁への取材でわかりました。また、警視庁がこの銃で実弾を発射したところ、ベニヤ板6枚を貫通する威力があったということです。岡田警部補の自宅からは、複数のモデルガンや万力などの工具類も見つかっているということで、警視庁は、警部補が銃の改造もしていたとみて調べています。