去年8月の台風に伴う水害で被害が出た兵庫県佐用町で、行方不明になっている小学生の男の子のランドセルが河川敷で見つかり、警察が19日朝から、あらためて周辺の捜索を行っています。
去年8月の台風9号に伴う水害で、兵庫県では20人が死亡し、2人が行方不明になっています。このうち、佐用町で濁流に流されて行方不明になった小学5年生の小林文太君(10)の持っていたランドセルが18日に下流の河川敷で見つかり、警察が19日朝から、あらためて周辺の捜索を始めました。およそ40人の警察官は、河川敷の周辺に生い茂った竹やぶをかき分けながら、手がかりになるものがないか捜していました。文太君の祖父の小林武さん(68)も捜索に加わり、流木などを取り除いていました。武さんは「8月の一周忌までに文太を見つけて、水害で亡くなった文太の母親のところに行かせてやりたい」と話していました。