哨戒艦沈没:大青海戦後、北が強硬路線に急旋回(上)
哨戒艦「天安」の沈没事故に北朝鮮が関連しているという説や、ファン・ジャンヨプ元朝鮮労働党書記(87)暗殺未遂犯の逮捕など、最近相次ぐ北朝鮮の動きには納得できない側面がある。しかし、昨年11月の出来事を振り返ってみると、最近の事件についての手掛かりが見えてくる。安全保障関連部処(省庁)の関係者は、「北朝鮮は昨年11月10日の大青海戦での敗戦で、対南強硬路線へと急速に転換したようだ。当時はよく分からなかったが、昨年11月のことを思い起すと、そのような状況が見えてくる」と述べた。
■緊張が高まった2009年11月
昨年11月7日、統一部のK局長と北朝鮮統一戦線部のウォン・ドンヨン副部長は、開城で南北首脳会談の開催に向けた最初の秘密接触の場を持った。これは、昨年10月中旬に任太熙(イム・テヒ)労働部長官と金養建(キム・ヤンゴン)統一戦線部長が、シンガポールで首脳会談を推進することで合意したのに伴う動きだった。
最初の接触が行われた当時、南北は首脳会談の議題について意見の隔たりはあったものの、双方とも合意に向けて努力する雰囲気はあった。韓国側は首脳会談の合意文に「非核化」という単語を入れ、韓国軍捕虜や拉致被害者の送還を求めた。一方の北朝鮮は、「核問題の進展」程度の表現を使うことと、韓国軍捕虜と拉致被害者の「故郷訪問」で決着をつけようとした。また北朝鮮側は、食糧などの人道支援を合意文に明記するか、首脳会談が行われる前に実際に支援を行うよう求めたが、韓国側は「会談が成功すれば、いくらでも支援する」と主張した。韓国政府筋は「当時、北朝鮮は首脳会談合意文の草案まで準備していた。つまり、非常に積極的だったということだ。双方は議題を調整して11月14日に2回目の協議を行うことで合意し、その場は別れた」と述べた。
ところが直後の11月10日、大青海戦がぼっ発した。北朝鮮の警備艇が西海(黄海)大青島周辺の北方限界線(NLL)を越え、韓国海軍の高速艇に照準射撃を行ったのだ。しかし、北朝鮮の艦艇は韓国軍による4900発の集中砲火を浴びてわずか2分で大破し、ようやく退却した。これについては当時、「首脳会談に反対する軍部強硬派による事件」(北朝鮮消息筋)という見方が有力視されていた。
その後、北朝鮮の態度が一変した。11月13日に軍事会談の北朝鮮側団長が韓国側に対し、「無慈悲な軍事的措置が取られるだろう」という内容の通知文を送付した。翌14日には、統一部と統一戦線部が再び開城で協議を行ったが、北朝鮮の態度は「非常に冷淡だった」(韓国政府筋)という。当時、北朝鮮は大青海戦における韓国側の攻撃を強く非難し、首脳会談の議題についても一切譲歩しようとしなかった。これは、こうした事情に詳しい消息筋が明らかにしたものだ。
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