鉄鋼価格、最大25%引き上げへ

 来月から、主な鉄鋼製品の価格が最大25%引き上げられる。

 ポスコと現代製鉄は5月出荷分から、建築資材などに使われる熱延鋼板を1トン当たり85万ウォン(約7万2000円)、主に造船で使われる厚板を同90万ウォン(約7万6000円)で供給すると23日、明らかにした。熱延鋼板は16-17万ウォン(約1万3000-1万4000円)、厚板は8万ウォン(約6800円)の値上げとなる。

 ポスコはまた、自動車・家電用素材の冷延コイルは1トン当たり22.9%上昇の96万5000ウォン(約8万1600円)、亜鉛めっき鋼板は20.3%上昇の同106万5000ウォン(約9万円)で供給する。機械の部品などに使われる鋳物用線材は、6月から1トン当たり15万ウォン(約1270円)引き上げて、70万ウォン(約6000円)で供給する予定だ。現代製鉄は鉄筋価格を1トン当たり4万ウォン(約3400円)引き上げて、83万1000ウォン(約7万円)で供給する。

 鉄鋼価格の引き上げにより、自動車や建設、造船など鉄鋼需要の多い企業の原価負担が大幅に増加し、今後は最終製品価格の引き上げも避けられない見通しだ。ポスコ関係者は「鉄鉱石や石炭など製鉄の原料価格が大幅に上昇し、鉄鋼価格を引き上げざるを得なかった」と語った。

李性勲(イ・ソンフン)記者

朝鮮日報/朝鮮日報日本語版

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