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鈴丹が男性衣料撤退 業績不振 不採算47店閉鎖へ

 ユニー傘下の衣料チェーン鈴丹は16日、業績低迷を受けて、男性向け衣料事業の撤退などを柱とする構造改革計画を発表した。鈴丹は2010年2月期連結決算で3期連続の税引き後赤字となる見通し。主力の婦人服事業に経営資源を集約し、早期の黒字化を目指す。

 男性向け衣料事業は1999年に開始。「ロードス」などの店名で全国展開し、ピークの06年2月期は売上高が約20億円だった。だが、個人消費の冷え込みや低価格競争が続く中、09年2月期は約10億円に半減した。10年2月期は、営業赤字の見込みで、同社は収益の改善は困難と判断した。

 婦人服を含めた店舗計画も抜本的に見直す。今後1年間で不採算店舗47店を閉鎖し、来年2月末時点で計242店舗まで縮小する。原材料調達や物流共同化などでユニーグループとの連携を強め、収益改善を図る。

 経営責任の明確化のため、昨年3月から取締役を対象に行ってきた役員報酬減額は、来年2月まで継続する。さらに計画策定を機に経営トップの若返りを図るとして、21日付で小林史生社長(59)が取締役相談役に退き、後任社長に吉田馨取締役(53)を昇格させる人事も発表した。


2010年2月17日  読売新聞)
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