鈴丹、ユニーの支援で構造改革計画

2010年04月05日 12:01

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 鈴丹は2月期決算での営業損失を受け、今期を最終年度とする中期経営計画を修正、新たに親会社ユニーの支援を前提とした「構造改革計画(中期経営計画の修正と追加対策)」に取り組む。
 概要は、①事業再構築の実施②営業基盤の強化③経営コスト構造改革による経費削減④ユニーグループとの連携⑤組織改編――の5つ。
 事業再構築では、早期黒字化を図るため上半期中に不採算のメンズ事業から撤退し、レディス事業に集約。また、連結子会社の鈴丹ビックスおよび鈴丹時装有限公司の再編を図る。
 営業基盤の強化では、組織改編を伴うレディス事業の立て直しを徹底。マーケット区分別に、商品調達組織と店舗運営組織を一元化し、①中小型商業施設・地方商圏をターゲットとする「スズタン事業部」②都市部・大型モールをターゲットにヤングファッション専門店を展開する「エスアイツーシー事業部」③Lサイズ専門店を展開する「スプール事業部」――の3事業部体制に改める。
 また、ショップブランドも集約。スズタン事業部は「スズタン」「ナウヒア」、短期催事型サイズショップの「グッドシン」、エスアイツーシー事業部は「エスアイツーシー」、スプール事業部は「スプール」「カブリ」に順次集約する。
 それぞれの今期売り上げ予算は、スズタン事業部80億円、エスアイツーシー事業部36億円、スプール事業部26億円。
 また、収益性向上のため、今期は不採算店舗の閉鎖と既存店活性化に注力。出店は、昨年度からバロックジャパンリミテッドとのフランチャイズ契約で展開している「アズール バイ マウジー」3店舗を含む5店舗にとどめる。一方で不採算店舗47店舗を閉鎖する。経費削減は、本社・本部の体制・機能見直し、賃借料など店舗コストの削減で11億円の削減を計画する。
 ユニーグループとの連携強化では、衣料品素材の共同購入・共同物流・販促活動の共同化などのほか、ユニーのショッピングセンター内への出店拡大を図る。



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