普天間問題 政府、辺野古沿岸部に移設するとした日米合意案に近い形の修正案を米側に打診
沖縄のアメリカ軍普天間基地移設問題で、政府が名護市辺野古沿岸部に移設するとした日米合意案に近い形の修正案を、最近、水面下で打診していることが明らかになった。
日米の複数の関係者によると、政府は、鹿児島・徳之島への一部部隊の移設などを柱とした当初の検討が、地元の反対などで実現が困難になった情勢を受け、あらためて、名護市辺野古のキャンプ・シュワブ沿岸部に移設するとした日米合意案に近い形の修正案をアメリカ側に水面下で打診していることが明らかになった。
修正案には、現行案を沖合に50メートル移す案や、2本として想定されていたV字型滑走路を1本に縮小する案などが検討されており、訓練の一部などを徳之島など県外に移すことも引き続き検討されているという。
政府は4月25日に沖縄・読谷村で予定される県外移設を求める県民大会の結果を見て、近くアメリカとの本格的な協議に入る意向。
(04/24 00:08)