06年の連ドラから続いたシリーズがついに、終わる。愛着ある役との別れに、「感慨深いですね」と名残惜しさをのぞかせた。
映画後編は、上野樹里(23)演じる天才ピアニストのだめの飛躍的な成長を、戸惑いながらも見守る千秋の複雑な感情が見どころに。
「千秋の気持ちは同じ男として分かります。大事な人が同じ状態だったら、できる限りのことをしてあげたい」
続けて「僕がひかれるのも、千秋にとってののだめのように自分にない才能を持つ女性。結婚願望が強いので、30代前半で結婚し、早く子供がほしいですね」。
私生活に関する質問にも嫌な顔ひとつ見せず答える。
「根も葉もないことを書かれるのは嫌だけど、私生活が報じられるのは、自分の知名度が上がってきたことでもあるから」。この男気が、甘いマスクと声、スリムな肉体以上に、大きな魅力になっている。
千秋役を演じて4年。
「最初は、オレ様キャラの天才指揮者、何でも最初からできるなんて…と思いましたが、彼は人に努力を見せないだけ。共感しました」
自分も陰で努力するタイプ。「最初から何でもできる人はいないし、そのために何かをするのは当たり前だと思うので」。初めての指揮者役、しかも、天才といわれる役のため、どれだけ曲を聞き込み、腕を振り続けたか…。それは映像が証明している。
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