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きん枝出馬表明!寛平のエールに涙…

 涙ながらに、間寛平からのメールを読み上げる桂きん枝=大阪市内のホテル
 涙ながらに、間寛平からのメールを読み上げる桂きん枝=大阪市内のホテル

 落語家の桂きん枝(59)が23日、大阪市内で民主党の小沢一郎幹事長と記者会見し、夏の参院選に同党の比例代表から出馬することを正式に表明した。吉本興業とのマネジメント契約を打ち切り、人生をかけての挑戦。決断には40年来の親友・間寛平(60)の存在があったといい「病気(がん)と闘いながら頑張ってる寛平ちゃんから『大賛成や。やりたいんやったら、やらなアカン』と言われて、背中を押されました」と涙を見せた。

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 紋付きはかま姿で小沢幹事長とともに登場したきん枝は、緊張した面持ちで「本当に迷ったし、いろいろな人に相談をしましたが、寛平ちゃんの言葉に背中を押されました」と切り出した。

 吉本興業の同期生で40年来の親友、実母の面倒をみてもらったこともある寛平は、マラソンとヨットで地球一周を目指すアースマラソン挑戦中に前立腺がんが発覚。現在は治療のために一時中断しているが、過酷な“運命”と闘う大親友からの「大阪で育ててもらったんやから、これからは恩返しの時や」との言葉で決断した。会見では寛平からのメールを読み上げながら涙ぐんだ。

 小沢幹事長との会見後に行われた兄弟子・桂三枝同席の会見では「僕は5歳と0歳の二人の子どもがいる。寝顔を見てると、自分がいなくなってもこの子らが幸せに暮らせる国を作らなアカンと思うようになりました」と発言。子育て支援などに尽力していく意向だ。

 上方落語協会会長でもある三枝は「世間の皆さんは彼を“いい加減”とか“お調子者”と思われているかもしれませんが、本当は誰からも慕われる人間」と応援の言葉を送った。

 22日付で上方落語協会を、23日付で吉本を離れることになったが、今後残っている仕事については代役を立てるなどして処理していくという。

 自民党比例代表で出馬する元巨人軍監督の堀内恒夫氏については、タイガースカラーのネクタイを指さし「わがタイガースは堀内さんには現役当時からかなりやられてますからね、負けるわけにはいきません!!堀内さんより一票でも多く取れるように頑張ります」と虎党としてライバル心を燃やしていた。






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