スパーリングパートナーに右ストレートを浴びせる西岡利晃（右）＝東京・帝拳ジム（撮影・西岡 正）
「ＷＢＣ世界Ｓバンタム級タイトルマッチ」（３０日、日本武道館）
王者・西岡利晃（帝拳）が２３日、東京・神楽坂の帝拳ジムでスパーリングを公開。得意の中間距離での戦いに加え、接近戦にも自信を見せた。
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クールな男が、いつになく自信たっぷりに言った。「フィジカルトレーニングに取り組み、体のバランスが良くなったと感じる。体が強くなったことも実感している。ここまで万全」。Ｖ４戦へ、西岡に気負いは感じられなかった。
３カ月前から肉体改造に取り組んだ。課題は「体のバランス」。ハードな筋トレをこなすのではなく、ストレッチなどで体のバランスを整えるトレーニングに徹した。その結果、「体の芯が強くなり、バランスを崩さなくなった」という。
体全体の強さが増し、下半身が安定したことで接近戦に自信が持てた。得意としてきた中間距離に加え、攻撃にバリエーションが出た。「ＫＯは狙わないが、チャンスは必ずくるからものにしたい」と笑顔で話した。
(２０１０年４月２３日)