前原国交相かみついた！「小沢氏は二律背反」

記者会見で高速道路の新料金制度について説明する前原国交相 Photo By 共同

　前原誠司国土交通相は２３日の記者会見で、高速道路の上限料金制について小沢一郎民主党幹事長が、値上げになるとして政府に見直しを求めたことを「二律背反だ」と批判した。実施時期については「現時点では見直しを考えていない」と述べ、６月開始の予定は変更しない意向を強調した。

　上限料金制導入の理由として前原氏は、小沢氏が昨年末に政府に提出した重点要望に、現行割引の財源を高速道路の整備に転用することが盛り込まれていたと説明。「整備に充てれば、当然ながら割引の財源は減る。（整備を）要望しておきながら、“値段が上がる”との批判はおかしい」などと述べた。

　民主党内には新制度について国交省から事前説明がなかったとの批判があるが、前原氏は今月９日の発表前に小沢氏らの了解を得ていたことも明言した。

[ 2010年04月24日 ]