益田圏域の地域医療の現状について
益田市内の病院では医師不足が深刻です!
全国的に医師不足が叫ばれていますが、益田市内の病院においても医師不足が非常に深刻化し、過酷な勤務状況となっています。
予想外の医師数の減少により、救急医療の継続が難しくなっています。
病院別常勤医師数の推移
病院名 | H14 | H15 | H16 | H17 | H18 | H19 | H20 | H21.4 |
益田赤十字病院 | 50 | 47 | 45 | 45 | 44 | 40 | 36 | 40 |
医師会病院 | 15 | 11 | 13 | 13 | 14 | 14 | 14 | 14 |
松ヶ丘病院 | 5 | 6 | 7 | 6 | 6 | 8 | 6 | 6 |
合計 | 70 | 64 | 65 | 64 | 64 | 62 | 56 | 60 |
益田市の中核病院である益田赤十字病院においては、平成14年50人いた医師が平成20年には36人と大きく減少したばかりか、他の病院においても医師の高齢化が進んでおり、診療科、診療日が縮小される事態となっています。
この状況が続けば、今までのように安心して益田で受診できなくなる恐れがあります。
益田赤十字病院 河野院長
益田医師会病院 狩野院長 からのメッセージ
今、病院の医師は、医師不足の中で昼も夜も日曜日も診療にあたり、過酷な労働実態となっています。
今後も医師の増加は容易には見込めない状況です。
このままの状況で、これ以上働き続けることはもう不可能です。
市民の皆様の理解と協力が必要です。
私たちができることは・・・
皆さん、「かかりつけ医」をもっていますか?
病気になって、あわてて病院にかかってはいませんか?
私たちができることはまず、
- 「かかりつけ医」を持ち、早めに相談できるようにしましょう。
- 子どもの病気で不安な症状があれば、身内、知人に相談して知恵をかりましょう。
(※ますだ健康ダイヤル24、電話相談♯8000でも対応しています。) - 健康診断を受け、日頃から健康意識を高めることに努めましょう。
益田赤十字病院の救急外来の患者は年々増加し、その内、90%が初期救急での受診です。このため、日直・宿直医の負担が増加するとともに、2次、3次救急に対して、医師、看護師が緊急に対応することが困難な場合もあります。
初期救急である一般的な病気は、できるだけ「かかりつけ医」に受診して下さい。
なお、消化器専門医の減少のため、消化器疾患等については浜田医療センター等への搬送が必要な場合もあります。
益田市 地域医療対策室 | TEL:(0856)31−0213 |
益田赤十字病院 | TEL:(0856)22−1480 |
益田地域医療センター医師会病院 | TEL:(0856)22−3611 |
島根県益田保健所 | TEL:(0856)31−9558 |