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“ノーモア朝青龍”師匠を徹底的に再教育

 日本相撲協会の生活指導部特別委員会が23日、新メンバーで初会合を行った。暴行問題の責任を取って2月に引退した元横綱・朝青龍(29=本名ドルゴルスレン・ダグワドルジ)が起こした諸問題、時津風部屋での力士暴行死事件などトラブルの再発防止に向け、同委員会では師匠教育を徹底的に行うことを確認した。その第1弾として5月27日の師匠会で、警視庁から講師を呼んで講演会を開くことを決めた。

 漫画家やくみつる氏らが外れて新メンバーで再始動した生活指導部特別委員会の初会合は約1時間15分に及んだ。会合後、陸奥委員長(51=元大関・霧島)は「師匠を教育していかないといけないという案をいただいた。問題が起きないようにどうしたらいいのかを考えていかないと」と力士だけでなく師匠も教育すべきとの意見が数多く出たことを明かした。

 引退の原因となった暴行騒動をはじめ朝青龍が起こした諸問題。時津風部屋での力士暴行死事件。現役力士の大麻所持事件。近年、角界では多くのトラブルが起きているが、いずれも師匠が力士をきちんと指導、管理していれば防げた可能性がある。外部有識者として招へいされた野呂田芳成委員(80)は「修己治人(しゅうこちじん=自分を修養して徳を積んで世を治めていくこと)です。人を教育するためには自分が修業をしなければ」と語った。再発防止には師匠の再教育が必要との認識だ。

 そこで夏場所後の5月27日の師匠会の際に、警視庁関係者を招いて、暴力団関係者、反社会団体員とかかわらないようにするにはどうすれば良いかなどを講演してもらうことを決めた。健康管理やマナーに関する講演会を行うことも検討中だ。

 日本相撲協会はこの日、朝青龍の暴行問題についての最終報告書を文部科学省へ提出したが、その報告書の中でも「師匠の相撲部屋における力士指導方法のレベルアップが不可欠」との再発防止策を掲げている。

 まずは師匠の徹底教育から、角界改革に向け、新生生活指導部特別委員会が動きだした。

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