【社会】東京マラソン、法人に 都8億円出資2010年4月24日 07時12分 東京都は二十三日、東京マラソン(東京新聞共催)を主催する財団法人を新たに設立すると発表した。これまでは都と日本陸上競技連盟の主催だった。法人化で運営の自由度を高めて別の大会や走り方教室などを開いたり、チャリティーなどを実施したりして新たな事業展開を目指す。日本で大規模な市民マラソンを法人が主催するのは初。 東京マラソンは二〇〇七年にスタート。都心を走る快感にマラソンブームもあって、今年は三十一万人が応募するなど爆発的な人気となった。石原慎太郎知事はかねて、法人化の意向を示していた。 財団は都が八億円、陸連が八千万円を出資し六月末に設立。名称は「東京マラソン財団」とし来年二月の大会から主催する。 都は法人化の理由を「安定的な運営と大会のさらなる発展のため」と説明する。一般の参加費より高額のチャリティー枠を設けるなど、賛否が分かれて行政では取り組みにくいテーマも検討課題にしやすくなる。事業で収益があった場合は開催地域に還元することも検討する。 (東京マラソン)
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