女王オチョアが引退会見　「日常生活を楽しみたい」

　【メキシコ市共同】女子プロゴルフ世界ランキング１位で、電撃的に現役引退を表明したロレーナ・オチョア（２８）＝メキシコ＝が２３日、メキシコ市で記者会見し「日常生活を楽しみたい。プレーを続けていてはそれはできない。この数年、与えることのできなかった時間を家族に返したい」と述べ、家族と過ごす時間を持つための引退であることを明らかにした。

　オチョアはまた「ナンバーワンとして引退したかった」とこの時期を選んだ理由も話した。月末から５月初めにかけてメキシコ中部モレリアで行われる米ツアーのトレスマリアス選手権が最後の試合となる。

　会見にはオチョアを支援する企業の代表も同席。オチョアは「胸を張って去る」と話しながら頻繁に涙をぬぐった。

　オチョアはメキシコ中西部グアダラハラ出身。２００６年から３年連続で米ツアー賞金女王に輝き、世界ランキングは０７年４月から首位に立っている。米ツアー通算２７勝。昨年１２月に結婚した。