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「新党改革」舛添代表生出演 「腐りきった政党の総裁になったって話にならない」

4月23日18時22分配信 フジテレビ

「新党改革」を立ち上げた舛添要一代表が、「スーパーニュース」に生出演した。

(改革クラブと合流せずにいられなかったというのは、もう自民党にこれ以上いられないというタイミングだったという指摘があるが?)
皆さんの誤解はね、「追い詰められてしょうがなく」っていうのは、まったくの誤解であって、これだけの1つの政党をつくりあげるというのは、大変な作業なんです。だから、いろんな選択肢をつくりつつあった。これもそのうちの選択肢です。ただ、わたしが申し上げているのは、民主党、鳩山内閣の支持率がどんどん下がっても、自民党の支持率はもっと下がっている。民主党に全然、1回も勝ったことがない。これは執行部の責任であるし、古い自民党を引きずったままだから、「改革をしなさい」、「体制を一新しなさい」と何度も言った。しかし、それができなかった。そして、新しい政党をつくる。参議院選挙を目の前にしていますから、タイムリミットがあるんですよ。当然、誰がやっても、この工程表で、ほぼデッドラインがここなんです。それまでぎりぎりの努力を、党の執行部に対して要求したけれどもできなかったので、こうなったということなんです。

(本当は自民党の組織をそのまま使って、総裁になりたかったと繰り返し言われているが?)
1つの政党の総裁になるために、わたしは政治をやっていません。厚生労働大臣の時に、自民党のためにやった気持ちはまったくありません。C型肝炎でもハンセンでも、原爆症でも新型インフルでも、国民全体のために働いたわけですから、そんなけちくさい考え方を持っていない。ですから、日本の政治を変えたいということなんで、その腐りきった政党の総裁になったって、話にならないじゃないですか。そういうのを「鶏口となるとも牛後となるなかれ」というわけです。

(自民党は谷垣総裁のままでは参議院選は戦えないと?)
そうです。戦えません。ですから、自民党のことを本当に思って改革しないと、これ、参議院選挙で自民党が負ければ、自民党が崩壊して、消滅します。だから言ったんですけれども、危機感がまったくない。おそらく(たちあがれ日本の)与謝野さんたちも、同じ思いだったと思います。あれだけの方が出られたということは。私も同じ思いを持っておりますけれども、もはやデッドライン。これは、そうなったときに、「それまで愛する自民党がなくなって、それでもあなた方は責任を取らないんですか?」と、参議院選挙のあと、負けちゃったら、「谷垣をやめて舛添にすればいい」。負けちゃったら、なくなるんですよ、自民党は。だから今立ち上がっている。まったくわかっていない。これはね、自民党の中でも、参議院議員はわかっていますよ。だから今回も、参議院議員を集結して、その戦いに挑むわけです。

(舛添代表と同調した方は、今回改選の方ばかり。「改革クラブ」には、例えば舛添代表とは改革推進と反郵政でもって、性格の一致しない荒井広幸氏もいるわけですが、数合わせというふうに言われているが?)
今、安藤優子キャスターがわたしの会見を聞いていないから、そういうことなんで、例えば郵便局の限度額1,000万円を2,000万円とか2,500万円にという、今の亀井さんたちのやり方に全員反対です。官業が民業を圧迫することはだめだと、こういうことを私が政策をきちんと取りまとめ、これに賛同する人しか来ていません。しかし、今は6人しかいませんけれども、たくさんの人に、すでに話をしていて、「あなたの考えに同調する」と。今でも一緒にやりたいんだけれども、しかし、いろんな制約があって、例えば自民党の何とか県の県連会長をやっている方もおられます。それはすぐ出られないですよ。それから、自分の個人後援会が山ほどあって、その中で「ちょっと待て」と。だからね、みんななんか、追い詰められて、すぐつくったように言っているけれども、1人の一国一城のあるじの国会議員をここまで気持ちを変えさせるというのが、どれだけ手間暇と時間がかかるかと。これは政治のプロならわかります。今まさに引退しようとしている人だから、しがらみがなくてやれるわけです。

(あとからでも合流する可能性のある人たちというのは、自民党の中にいる?)
自民党だけじゃありません。民主党の中や他党の中にもたくさんおります。

(数としては、どのくらいいる?)
それはまだ、今からそれぞれが決断しないといけない。今回も、本当は衆議院議員も参加する予定の方もおられましたけれども、ちょっと待っていただいています。というのが、1つの事実であります。

(今回合流する、改革クラブの渡辺秀央氏は、今回の新党という認識について、「間違っているね。改革クラブに入党してくるんだよ。手続き的には違うでしょ。入党手続き、取っているんだから」と語っているが?)
渡辺さんが言ったように、手続きの話なんですよ。目的は新党をつくるんですけれども、まずは私が改革クラブに入り、そしてそこから正式な手続きを踏んで、役員会を開いて、議員総会を開いて、「こんなところにいるのは嫌だ」という人は出ていく。そして、われわれ3人が入って、そして私を代表に選出する。政策の綱領も変えた。そして新党になったということですから、手続き上、そういうプロセスを踏まないとできませんから、そのことをかつての渡辺代表がおっしゃっているんで。そういうことは、ほとんど問題になりません。

(いろいろな新党があるが、「反民主党」で連携をする可能性は?)
「反民主」ということではありません。新しい政治をつくるということですから、民主党政権は当然だめです。自民党もそれに応えないからだめなんで、新しいものをつくったわけですから、これから連携するかどうかというのは、ほかの政党の政策を見て、それぞれ問題がありますから、区議長さんたちやローカルパーティーなんで、わたしたちナショナルパーティーとは違います。そういうことを含めて、今後の展開次第で、いろんな可能性があり得ると思います。ただ、しっかりと今やるべきことを、われわれの党は確立させるということです。

(世論調査の国民的人気というものをどう見ているか?)
そんなことに浮かれていてはいけませんけれども、じゃあ世論調査というのが全部いいかげんかということではありません。極めて皆さん、正確な世論調査をやっているんで、民の声を聞く、全国民の声を聞けません。したがって、民の声というのをきちんと聞く1つのよすがになると思います。ですから、そういうものを重く受け止めて、その期待に応えられるように行動するというのが、政治家として、当然の態度だと思っています。

(会見で消費税について触れていたが、数字は胸の中にある?)
消費税は、福祉目的税にします。しかしその前に、法人税減税をして、経済を活性化する。それから無駄を廃していく。そういうことで段階を踏んでいきますけれども、やはりわたしは厚労大臣をやっていて感じたのは、今のままの5%では無理です。ですから、段階に分けて10%超えるところにまで最終的には持っていかないといけない。ただそれは長期的な目標ですから、「きょうあすどうする」というような話ではありません。

最終更新:4月23日18時22分

Fuji News Network.

 
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