【政治】首相「職賭す思いで努力」と修正 「進退懸ける」の表現を2010年4月23日 21時58分 鳩山由紀夫首相は23日夜、米軍普天間飛行場(沖縄県宜野湾市)移設問題の5月末までの決着に進退を懸けるとした答弁について「『職を賭す』との思いで連日、すべての政策に責務を感じ、努力している。その一つが普天間問題だ」と説明、表現を修正した。官邸で記者団に語った。 政府が移設先として検討する鹿児島県・徳之島は地元の反対が強く、5月末決着は不可能な情勢。首相は、進退問題が抜き差しならない状況に発展する前に沈静化を図ったとみられるが、言葉の“軽さ”があらためて問われそうだ。 平野博文官房長官も23日午後の記者会見で「進退の判断をするということではない」と否定。 同日午前の参院本会議で首相は「すべての政策に職を賭す覚悟で臨んでいるのは当然のことで、その中には普天間移設先の問題も当然含まれている」と表明していた。 普天間飛行場の沖縄県外移設を求める県民大会への出席を表明した仲井真弘多沖縄県知事について首相は記者団に「知事がどのようなことを話すのか見守りたい」と。 (共同)
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