【新党乱立の状況について】
――新党乱立について・・・。
「新党乱立って、そういう党が?」
――そういう新党ができたわけじゃなくて。
「あ、そうなの」
――新党が乱立している状況について、総理も設立するなどいろいろ党を渡り歩いた経験を元に解説をしていただきたい。
「あの、わたくし、解説者じゃないんですが。あの、わたくしもさきがけを作り、民主党を作ってきました。その時には当然、今までの政治というものに対して、新しい国民本位の政治を作らねばならんと。その理念というものをしっかりと立てて行動してきたつもりです。当然、政治家が新党を作られたときには、そのような思いがあって新党行動に出られたものだと、そのように理解をしています。その判断で国民の皆さんもね、新しい政党が作られた時に、その辺の思いからですね、その辺の観点から判断をされたらよろしいかと思いますが、わたくしは解説者じゃありませんから、この程度にさしていただきます。それぞれの政治家の意思というものが示されていると、理解されてたらよろしいんじゃないでしょうか」
(秘書官「終わります。終わります。ありがとうございました」)
――その乱立の状況が民主党に有利だと言われているが。
「有利だとか不利だとかいうことではなくて、わたくしは今、政権を預かっていますから、政権を預かっている身とすれば、いかにして国民の皆さん本位の政治というものを取り戻すことができるか、毎日そのことにしっかりとがんばっているということに尽きます」
(秘書官「終わります。終わります」)
――総理、総理、すいません。
「……。(質問者に手を合わせて小声で)すいません」