【高速料金めぐる対立】
――前原国交相が今日、道路建設を要望しておきながら値段が上がるのはいかんというのは二律背反だと。また、政策調査会がないからこういった問題につながると、小沢幹事長を批判する発言をした。2人が対立しているようだが、どう思うか。また、政策決定全体が小沢幹事長に振り回されている印象がある。民主党の政策調整能力が欠落しているという指摘もあるが、どう考えるか。
「ま、政策調査会を作らないと決めたのは、別に小沢幹事長1人ではありません。わたくしども全員の執行部で決めた話であります。その意味で政策の一元化、最終的に政策は政府が決めると。ただ当然のことながら、国民の皆さんの様々なご意思というものを承る必要がありますから、それは党の皆さん方が、ある意味で政府以上に党の皆さんが全国を駆けめぐってがんばっておられますから、その気持ちを伝えていただくことは大事だと思います。小沢幹事長もそのひとりとして、全国の様々な声というものを聞かれて伝えられたものだと思っています。最終的に決まるまで、すなわち法案は出されておりますけれども、これから審議が行われるわけですから、審議の中でしっかりと議論して決めるということは、そのこと自体がわたくしは非難されるものではないと。むしろ民主主義ですから、国民の皆さんのお声というものを大事にしながら、もし変えるべきところがあれば変えるというのは、わたくしはある意味で当然のプロセスではないかなと、そのように思っています」
(秘書官「よろしいですか。最後1問」)
【「職を賭す」発言】
――今日の参院本会議で「普天間問題に職を賭す」と言ったが、5月末に決着しなければ職を辞するのか。改めて真意を。
「職を賭す、わたくしは連日、その思いですべての政策、国民の皆さんのために新しい政権を作ったんですから、当然、様々なご批判をいただくことも正しいこと、新しいことをしっかりと行っていく、その責務を感じています。その一つも、やはり普天間の移設の問題だと、そのように認識しています。そのことに全身全霊でね、ある意味で当然、命をかけてという思いも含めてでありますが、職を賭すというのはそういう思いで、連日努力をしていると。そのようにご理解を願いたい」
(秘書官「ありがとうございましたー。あと日程ありますんで」)