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【政治】

幻の“ますぞえ新党” 法抵触の恐れで略称白紙

2010年4月23日 22時42分

 舛添要一前厚生労働相を代表として23日に旗揚げした「新党改革」が、参院選比例代表で使用する党の略称を「ますぞえ新党」とする方針をいったん固め記者団にも伝えたが、公選法に抵触する恐れがあることが判明し、白紙に戻す一幕があった。

 略称は再検討されるが、「改革」に落ち着く可能性が高い。舛添氏の知名度の高さを集票に生かす狙いがあったとみられるが、出だしからつまずいた形で、急ごしらえの船出を印象付けた。

 公選法の規定は、中央選挙管理会に届け出る政党の名称と略称について、代表者や比例名簿登載者の氏名が類推されるような表記は認めていない。総務省は「氏名そのものとも解釈できる。受理は難しいだろう」としている。

 新党改革側は当初、公選法の規定を誤解していたようだ。同党幹部は「お年寄りにも分かりやすいと思い“ますぞえ新党”を検討した」と説明。「駄目なら『改革』しかない」と残念そうだった。

(共同)
 

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