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トヨタの下請け会社で怨嗟の声 値下げ要請のみならず選別にも着手

選択4月20日(火) 18時 6分配信 / 経済 - 経済総合
 トヨタ自動車と主要取引先である部品会社との信頼関係がにわかに揺らいできた。通常二月にトヨタが部品各社に行ってきた生産計画の公表が大幅に遅れている。有力部品会社社長は、「トヨタは値下げ要請はするものの、中期的な生産計画を示さない。先送りにした設備更新計画がまとまらない」と怒りを隠さない。

 トヨタが今年から始めた原価低減活動「RRCI」。良品廉価、コスト、イノベーションの頭文字をとった造語だが、今後三年かけ、トヨタがベンチマークした部品ごとの世界最安値より一〇%以上安価な部品製造を要請している。「状況が良くなったら、必ずお返しします」との言葉を信じて疑わず、奉仕し続けてきた部品各社に、トヨタは新たな原価低減策を提示したわけだ。

 RRCIの一環か、トヨタは金融機関にも協力を呼びかけている。「下請けに融資する時は慎重に調査をしてほしい。部品メーカーのことまでトヨタは責任が持てない」。愛知県内の金融機関の担当者は、こうトヨタ側に指示を受けたという。リコール対応で、世界中が品質対応に注目している中、トヨタは密かに地元取引先の選別も進めている。
  • 最終更新:4月20日(火) 18時 6分
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