統一地方選:親盧派、復活かけ総力戦(上)

李光宰氏が出馬表明、「親盧ベルト」が完成

 野党・民主党の李光宰(イ・グァンジェ)議員が22日、江原道春川市で、今年6月2日に行われる統一地方選挙に同道知事候補として出馬する意向を正式に表明した。野党側では、「親盧(故・盧武鉉〈ノ・ムヒョン〉前大統領と親しかった)グループによる“ベルト” が、これでようやく完成した」と歓迎する声が上がっている。

 今回の統一地方選では、親盧派の人物が大部分の広域自治体(特別市・広域市〈日本の政令指定都市に相当〉、道〈都道府県に相当〉)の首長候補として出馬する意向を示している。さらに、基礎自治体の首長候補として、民主党・国民参与党(盧前大統領に近い人物らが中心となって結成された新党)から出馬を予定している候補者や、無所属の候補者のうち、盧前政権で要職に就いていたことを公言している人物を含めれば、親盧派の候補者は50人を超える。2007年の大統領選で敗北した後、「廃族」(祖先が大きな罪を犯して亡くなったため、官職に就けなくなった子孫)を自称していた親盧グループだが、盧前大統領の死後初めて、全国単位で行われる今回の統一地方選で復活を目指しているというわけだ。

盧前政権を代表する人物が出馬

 広域自治体の首長候補として出馬を予定している親盧派は、盧前政権を代表する人たちだ。忠清南道知事候補として出馬する民主党の安煕正(アン・ヒジョン)最高委員は、盧前政権下で李光宰議員とともに、「左に煕正、右に光宰」と呼ばれた。また、盧前政権下で首相を務めた韓明淑(ハン・ミョンスク)氏(民主党)はソウル市長候補、大統領府の秘書室長を務めた李炳浣(イ・ビョンワン)氏(国民参与党)は光州市長候補、保健福祉部長官を務めた柳時敏(ユ・シミン)氏(同)は京畿道知事候補、統一部長官を務めた李在禎(イ・ジェジョン)氏(同)は忠清北道知事候補、行政自治部(現・行政安全部)長官を務めた金斗官(キム・ドゥグァン)氏(無所属)は慶尚南道知事候補として、それぞれ出馬する。

朝鮮日報/朝鮮日報日本語版

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