哨戒艦沈没:海軍、破片捜索に桁網漁船の投入を検討

 22日に明らかになったところによると、海軍は、哨戒艦「天安」沈没の原因を究明する決定的な証拠となり得る金属破片を探すため、「鉤」で海底の残がいをかき集める「桁網漁船」の投入を検討しているとのことだ。現在海軍は、無人探査艇「ヘミレ号」や掃海艦(機雷探索艦)甕津などにより捜索作業を展開しているが、海底の泥に埋まったり、めり込んだりした小さな破片を探し難いためだという。

 桁網漁船は、長さ40センチの鉤50個が5センチ間隔で付いた桁網枠を使用し、海底の残がいをかき集めることができる。海底が砂地の場合は10-20センチ下まで、泥の場合は30センチ下までめり込んだ小さな破片も、収集可能だという。鉤が海底面を引っかくと、幅が5センチより大きな破片は鉤に引っかかって集められ、5センチより小さな破片は鉤の間をすり抜けて桁網枠の後ろに付けられた網に収まる。軍は、ペンニョン島の漁民と話し合いを進め、桁網漁船を投入するかどうかを最終決定する計画だ。

キム・サンミン記者

【ニュース特集】哨戒艦「天安」沈没

朝鮮日報/朝鮮日報日本語版

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