哨戒艦沈没:家族協議会、船首引揚げを待って葬儀

 天安艦戦死者家族協議会は22日、全体家族会を開き、船首を引き揚げた翌日に葬儀を始めると決定したことが分かった。

 ある遺族は、「軍では24日か25日に船首を引き揚げると見られ、来週月曜の26日ごろに葬儀を始める可能性が最も高い」と語った。遺族は、今月15日に引き揚げられた船尾から見つかった遺体が、時間がたつにつれ腐敗しており、これ以上葬儀を引き延ばすことはできない、という立場だ。軍は22日、損なわれた遺体の処理を開始し、この作業を済ませた後に納棺も終えるとのことだ。

 葬儀は海軍葬で、五日間かけて行われる。告別式は、京畿道平沢の海軍第2艦隊で行われることとなった。また、告別式の前日に火葬する予定。告別式での追悼の辞は、天安で生き残ったある中士(一等軍曹に相当)が務める計画だ。遺骨は、大田顕忠院の第3墓域に整備された合同埋葬地に葬られる。当初、家族協議会は船首引き揚げを待たず、24日に葬儀を開始する予定だったが、遺体が発見されていない兵士の家族の一部が「船首引き揚げまで待った後、葬儀を行うべきだ」と反対し、延期したことが分かった。

キム・ガンハン記者

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朝鮮日報/朝鮮日報日本語版

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