哨戒艦沈没:李大統領「軍に問題があれば整理すべき」

 李明博(イ・ミョンバク)大統領は22日、哨戒艦「天安」沈没事故と関連して、「北朝鮮が同意するかどうかに関係なく、国際的な同意を得ることのできる調査結果を提示して、それに伴った措置を行う」と発言した。

 李大統領は軍の元老を大統領府に招待して昼食会を主催し、この席で「(北朝鮮は)証拠を突きつけても否定するだろう」として、上記のように述べたという。これはある出席者が明らかにした。事故原因について「北朝鮮かどうか」ではなく、「北朝鮮が認めるかどうか」でだという点について明言したとして、注目を集めている。

 李大統領は「近く最初の(原因調査)結果が出れば、口であれこれ言うよりも、行動ではっきりと、また断固とした措置を取る」と述べた。

 李大統領は今回の事故による軍への処分について、「基本的に軍には信頼を置いているが、一つの慣行として引き続き行われてきたことを、一度徹底して振り返り、問題がある部分は果敢に整理すべきだ」と語った。さらに「韓国戦争(朝鮮戦争)発生から60年を記念することも意味があるだろうが、わが軍の全般についてチェックすることの方がもっと重要だ」と発言した。

黄大振(ファン・デジン)記者

【ニュース特集】哨戒艦「天安」沈没

朝鮮日報/朝鮮日報日本語版

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