東大が開発した「記者ロボット」が話題に
「ロボットが記者になる時代」が到来?
米国のIT(情報技術)専門メディア「ZDNET」が最近報じたところによると、東京大学の研究陣が、基礎的な記者業務のできるロボットを開発したという。ZDNETによると、「記者ロボット(A robot journalist)」は取材源に質問し、写真を撮ってオンラインで記事を出稿することもできるという。
記者ロボットは、自ら取材環境を踏査し、現場で発生している事件を監視する。その過程で何が記事として意味があるのかは、ロボットが判断する。そして必要があれば、ロボットに積まれたカメラを利用し写真撮影も行う。取材記者と写真記者の役割を同時に果たすというわけだ。さらに、このロボットは気になることがあると周囲の人に尋ね、より多くの情報を得るためにインターネット検索も行う、とZDNETは報じた。記者ロボットは、ニュースとして価値がある事件が発生すると、単文の記事を作成し、直接インターネット上に出稿することもできる。
ロボット専門ブログ「Singularity Hub」の編集者アーロン・サエンツ氏は、記者ロボットを見た感想を次のように語った。「わたしが見たロボットの中で、人から得られる情報を総合できたのは、記者ロボットが初めてだ。極めて基礎的な水準ではあるが、ジャーナリズムに近づいている」。サエンツ氏は米国マサチューセッツ工科大学(MIT)が開発しアフガニスタンへ探査用として送られたロボットを例に挙げ、人が直接出向くのが危険な取材現場に記者ロボットを投入できる、と語った。
ZDNETは、「ジャーナリズムの自動化」は信じがたいものの、いつかは記者室がロボットでぎっしりになるもしれないということを意味する、と報じた。現在記者が行っている仕事はそのまま維持しながら、より優れた記事を作るため、カメラやネットワークやセンサーなど記者ロボットが持つ技術を取材に活用できるという利点は否定できないというわけだ。
ソル・ソンイン朝鮮経済i記者
- 韓国総合株価指数、続落1737.03 2010/04/23 16:42:54
- 東大が開発した「記者ロボット」が話題に 2010/04/23 08:44:15
- 緑十字、ワクチン好調で過去最高業績 2010/04/23 08:43:39
- 現代重工業、過去最高益を更新 2010/04/23 08:43:14
- 韓国タイヤ、営業利益が6倍増 2010/04/23 08:42:54
- サムスンエンジ、営業利益初の1000億ウォン台 2010/04/23 08:42:34
- LGディスプレー、市場予測上回る増益 2010/04/23 08:42:16
- ハイニックス半導体、四半期ベースの最高益更新 2010/04/23 08:41:51
- 現代自、輸出好調で最高益更新 2010/04/23 08:41:18
- トヨタの信用格付け引き下げへ 2010/04/23 08:22:17