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“痴漢事件”男性に無罪判決

３年前、福岡市内のスーパーで、女性３人の体を触った罪に問われた九州経済産業局の男性職員に、福岡簡易裁判所は「被害者の供述を全面的に信用することができず、男性の行為を認定する証拠が無い」として無罪を言い渡しました。
九州経済産業局の３６歳の男性職員は、平成１９年７月、福岡市のスーパーで女性３人とすれ違う際に体を触ったとして、県の迷惑防止条例違反の罪に問われました。男性職員は、逮捕直後から裁判を通して一貫して無罪を主張していました。
判決で福岡簡易裁判所の田川晃義裁判官は「被害者の供述には不合理、不自然な変遷や供述の食い違いがあることは明らかで、全面的に信用することができず、男性職員の行為を認定するに足りる証拠がない」として無罪を言い渡しました。
男性職員の弁護士によりますと男性職員は「裁判所が冷静な認定をしてくれたので感謝している」と話していたということです。
一方、福岡地方検察庁の糸山隆次席検事は「判決文を検討し高等検察庁とも協議の上、適切に対応したい」とコメントしています。

04月23日　12時19分

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