毒ぶどう酒事件 支援者が集会
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毒ぶどう酒事件 支援者が集会

4月17日 4時11分

49年前の「名張毒ぶどう酒事件」で、死刑が確定した元被告の裁判をやり直すかどうか、あらためて審理されることになったのを受け、16日夜、名古屋市で支援者が集会を開き、元被告が書いた「1日も早く再審を決定してほしい」という手紙を紹介しました。

昭和36年に三重県名張市で懇親会のぶどう酒に農薬が入れられ、女性5人が殺害された「名張毒ぶどう酒事件」で、最高裁判所は、5日、死刑が確定した奥西勝元被告(84)の再審を開くかどうか、名古屋高等裁判所であらためて審理することを決めました。これを受けて、16日夜、名古屋市で支援者などおよそ100人が集会を開き、奥西元被告が書いた手紙を紹介しました。手紙で奥西元被告は「また、地元の名古屋での闘いとなります。命のあるかぎり頑張るので、1日も早く再審を決定し、えん罪の苦しみを晴らしてほしい」と訴えています。集会では、支援者が、1日も早い裁判のやり直しと奥西元被告の釈放を求めて署名活動をしていくことを申し合わせました。