米軍普天間飛行場(沖縄県宜野湾市)の移設問題をめぐり、平野博文官房長官と沖縄選出の下地幹郎・国民新党国会対策委員長が22日、首相官邸で会談。下地氏がさっそく自らのブログに会談内容を書き込んだ。ところが、平野氏は会談の事実すら完全否定。連立与党内のちぐはぐぶりが浮き彫りになった。
下地氏によると、移設先を決める関係閣僚会議などの早期開催を求め、平野氏は「土日も含めて今週中。あとは首相の判断だ」と述べたという。自らのブログには「平野氏からは、25日までには関係閣僚会議を開く考えがあることをお聞きしました」と書き込んだ。
ところが、平野氏は同日夕の記者会見で、下地氏の説明について「そんなことは申し上げていない」。ブログの内容についても、「何かの勘違いじゃないでしょうか」と認めようとしなかった。